■静かに、確実に拡大するカジュアルウェディング層
非・従来型のカジュアルウェでイング層を狙う際に抑えておくべきは、この層は「一枚岩ではない」ということだ。「楽ちん最優先のお手軽婚」「手間は惜しむがケチらないR40婚」「自由にアイテムを組み合わせたいセルフプロデュース婚」「インスタ映えを追求するフォトジェニック婚」など、自社はどの層を狙うべきなのかを見極め、訴求していくことが重要だ。
■歴史的建造物のブライダルビジネスへの転用に追い風
国土交通省は、全国で約570兆円分に相当する公的不動産の有効活用を促進しており、その中にはアクセスが良く広大な敷地を有するブライダル施設として魅力的な物件が多数ある。歴史的建造物はリニューアルも最小限になることが多いため、小投資・短期の開業にも適している。
■CORDYとHIKADYが業界に革新を起こす
日本最大級のウェディング特化型ECサイトがついにこの春スタートする。婚礼付帯企業にとっては式場の中間マージンを排したダイレクト価格で販売できる一方、婚礼付帯アイテムからのマージン収入をあてにしていた会場にとっては大きな脅威となるだろう。持込料という概念もなくなり、ブライダルビジネスにおけるガラス張り化が進行する。
■ホテル・式場の「同質化」によりカップルがエージェントを頼る
トレンドに頼ったリニューアルや各社のビジュアルプレゼンテーション力の向上により差別化できなくなってきたホテル・式場のイメージに迷ったカップルたちが頼るエージェント。しかしエージェントやポータルサイト間でも送客競争は過熱しており、特典をばらまく状況から、カップルたちは「お得感」を重視しエージェントを乗り換える現象が頻発。ここらで宿泊ビジネスではスタンダード化している自社サイトからの来店のお得性「オウンドメディアのベストレート化」を検討すべきかもしれない。