未来の扉を開けるために2019年に取り組むべきこと
8つのアクションを俯瞰してみると、いくつかのタイプに分かれる。
◎すでにやっているにしても、もっと本気でやったほうが良いもの。(その気になればできることは多いのだから。)
広報の積極活用や婚礼紹介など。どちらもそれほどコストがかからないこと、一定程度までならどんな会場でもすぐにできるにもかかわらず、徹底してやり切れている会場が少ない。
◎本気で取り組むことで確実に鍛えられ、チームの地力があがるもの。婚礼以外への派生展開にも効いてくる。
売りは「ゲストの満足度」というなら、ゲストの中で何人が婚礼のお客様として戻ってきたかを徹底的に追及してみる。ゲストの場合と、いざ自分や子供が結婚式を選ぶのとでは全く次元が違う。そこをKPIかして全社で取り組むことは社全体の地力を鍛えることにも。
◎世の中の流れ、時代の要請を正面から受け止めて、覚悟を決めて本気で取り組むしかないもの。
コンプライアンスの徹底と、ユニクロ的な低価格婚礼の開発。
高単価をあきらめるわけでは無いが、より広い客層に結婚式を提供するには、低価格帯でも採算がとれるコスト構造改革が不可避となる。コンプライアンスでは特に労働時間の問題だ。企業としては「時短」と「業績アップ」という一見して背反する2つを前提に事業を組み立てる覚悟が求められる。
◎シミュレーションすることでそれらをリアルに感じよう
具体的に数字を当てはめて収支を組み、打ち手やスケジュールを熟考していくことがブレイクスルーを引き寄せる手立てとなる。